“元祖チョコレート”は飲み物でした

「飲むためには、土鍋に入れて火で炒って、パンを作るのと同じ挽き臼で挽いて、インディアスのどこにでも見られる気になるヒョウタンの器に入れる。そして少しずつ水に溶かす。ときにはトウガラシを少し加える。そして飲む。どちらかというと人間のためというより豚のための飲み物と言ってよい。」（引用『チョコレートの文化誌』八杉佳穂）
　

この記述は、イタリア人のベンツォ二（1518～70）という人物が残したものです。ずいぶんな酷評でしたが、ベンツォ二は実際に飲んだようです。

「葡萄酒がなくなると、いつも水を飲むわけにもいかないので、私もほかの人と同じようにし始めた。味は少々苦く、渇きを癒し、体をリフレッシュしてくれるが、酔うことはない。」

当時の人々は、カカオが高価なもので、薬効もあり薬として飲まれているようでした。

薬効があることは現代科学でも証明されています。
例えば、カカオに含まれるポリフェノールは抗酸化作用を持ち、代謝を上げる効果があります。食物繊維豊富で便秘解消にも良い効果があります。また、精神をリラックスさせ、集中力を高めてくれる成分テオブロミンも含まれています。

早速、５００年前の”元祖チョコレート”を“再現”しました。

ココアパウダーだけでホットココアを作ってみました。
とっってもおいしかったです！！
カカオの香り、そして飲んだ後、ベンツォニのいう通り、気持ちを落ち着かせる、リラックス効果があるかも～～🥰
 
その後、はちみつ、砂糖、牛乳を入れてみました。断然ピュアココアのほうがおいしいです！！これは、大発見です！！

少し苦みはありますが、まろやかな感じで飲みやすいです～

なんとなく、コーヒーと比べたくなっちゃいますね！私にとってはコーヒーより飲みやすいかな～～
 
季節的にもホットココアがおいしい寒い日々がやってきます。免疫力も高められ成分が入っていたらいいですね！＾＾